書状保管庫

本書状を、人類に捧げる

第二号書簡 兵士諸君に告ぐ※必読※

 

やぁ、兵士諸君。日々の任務や訓練お疲れ様。忙しい中、私の書簡をお読み頂きありがとう。心から感謝するよ。

早速だが、先ず、私が此処に来た理由を二つ述べよう。一つは、市民の方に僅かでも安心して生活を送って頂く為。もう一つは、調査兵団の信頼回復の為だ。

 

我々は此れまで、成果を上げる事の出来なかった壁外調査にて、幾度も市民の方から頂いた血税を、市民の方が望むようには活かし切れず、「溝に捨てて来た」。侵攻を許したウォール・マリアは陥落して多大な犠牲者を出し、トロスト区は防衛したが市民の方の心と生活に強い不安を残した。――此処までは理解出来ているね?話を続けよう。――我々兵士の自由奪還の戦いは、市民の信頼無くしての完遂は有り得ない。しかし今のままでは、我々が壁外の敵を一掃する前に、市民同士の争いで、人類は滅んでしまうだろう。その為私は、批判や糾弾を受ける覚悟で、此の場を借りて市民の方に直接言葉を贈り、少しでも安心して生活して頂けたらと意を決し訪れた。

 

以上でわかったと思うが、君達との交流は第一目的ではないんだ。

兵士の真似事をするばかりで、目的や意志が全く感じられない者や、市民が見ている時線上にて信用失墜行為に及んだ者は、容赦なく縁を切らせてもらうよ。お遊びや息抜きに此処を利用している者、恋人や家族を作りにやって来た者は今すぐこれを読み止めて帰ってくれ。

はっきり言うが、訓練兵の足元にも及ばないような者を、仲間と認める訳にはいかない。私をフォローし、勝手に挨拶にやってくる分には構わないが、此方からのフォローバックは一切期待しないように。公に心臓を捧げた者として、志を持ち、共に活動を行ってくれるのならば、心強い仲間として歓迎しよう。

 

何か相談事があれば兵舎にて聴くよ。私は、早朝は訓練場にいる。夕方か夜には帰り着き、食堂か書庫で過ごしているだろう。くれぐれも、DMなど送らないようにね。送って来られても、私は一切読まないよ。いいね?

 

それでは、失礼。兵士諸君の熱い意志に期待しているよ。

 

 

850年xx月xx日 調査兵団所属 ナナバ

 

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